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5月14日、熊本大学大学院自然科学研究科の河村能人教授らの研究グループは、航空機の構造材に使われる超々ジュラルミン(A7075)と同等の強度で、重さは2/3のマグネシウム合金の開発に成功したと発表しました(くまにちコム)。

新合金の室温降伏強度は、熊大マグネシウム合金を約16%上回る512メガパスカル。超々ジュラルミンと比べると、同等の強度で重さは約3分の2。一般的な高強度合金で必要な熱処理工程が不要な上、圧延などの加工率が低くても強度が出るため、生産性が高いという。

また、1月26日には、独立行政法人 産業技術総合研究所が、汎用マグネシウム合金の常温成形性を飛躍的に高める新圧延技術を発表しています(プレスリリース)。

これまでマグネシウム合金圧延材の常温成形性はアルミニウムや鉄よりも極めて低いため、プレス加工に際して、加工する圧延材と金型を250 ℃以上に加熱する必要があった。開発した新圧延技術は、従来の圧延温度(400℃以下)よりも約100 ℃高い温度で圧延を行うものであり、新技術により作製される汎用マグネシウム合金圧延材の集合組織は、従来の圧延材と比較して著しく弱い結晶配向を示すため、アルミニウム合金並みの常温成形性を発揮する。従って、加熱装置を備えていない汎用プレス機を用いてプレス加工ができるため、従来と比較して飛躍的な低コスト化、高生産性化が可能となる。また、新圧延技術により作製される圧延材の組成は汎用マグネシウム合金と全く同じであるため、既存の周辺技術(表面処理技術・接合技術)がそのまま利用できる。

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