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質問:
太陽光励起レーザーを使った場合のMgOからMgへの変換効率(現状/目標)はどれぐらいですか? プラントの試算からするとかなり高そうですが。

回答:
現在、炭酸ガスレーザーで製錬したマグネシウムの純度は70%です(太陽光励起レーザーでの製錬はレーザー出力が少なくてまだ実用レベルに達していません)。すなわち、蒸発して回収した物質のうち、30%が酸化マグネシウム、70%が金属マグネシウムです。
製錬効率という場合、通常は投入したエネルギーに対してどのくらいの量のマグネシウムが生産できるかということを言います。その場合には単位はmg/kJとなります。
しかしそれだと、どのくらいのエネルギーが有効にマグネシウムへと変換されたかという比率がわかりにくいので、我々は投入エネルギーに対して、生産できたマグネシウムが発生する熱量の割合で製錬効率としていますが、それは現在45%に達しています。目標はこの値をできる限り100%に近づけることですが、現状でも十分であると思っています。
我々の計画は製錬効率をすべて45%で試算して、装置コストや規模を計算しています。これは、自動車のガソリン燃焼効率が20%だったり、発電所の効率が40%だったりするのと同じで、ここまで行かないと実用化できないというものではありません。45%というのはかなりよい値だと考えています。(矢部孝)

One Comment to “レーザーによる酸化マグネシウムの製錬効率”

  1. 江頭 修 より:

    詳しい回答いただきありがとうございました。レーザーによるマグネシウムの製錬効率が現状で45%あるのなら、ほかの部分の効率改善が優先されるのでしょうね。

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